アルケミスト

数あるブログからこれをみつけてくれてありがとう。バックパッカーとして旅立つまでを綴ります。

一年が経って

このブログを開設して一年が経過した。

なにか変化はあったのだろうか。過去の記事を読み返した。

そして皆さんに誤解を避けるために言わなければならないことに気づいた。

職場や職業に対してネガティブな表現が多すぎる。

実際にはそうではない。いまの職場はソフト面でもハード面でも恵まれている。

希望通り救急に配属となり重症患者への看護を学び、ERでは初期治療やトリアージについて学ばせていただいている。

尊敬できる先輩が何人もいるし、間違いを正してくれる人も多くいる。

そして看護師という職業は素晴らしい。人を救える。

ある患者に言われた。

「君には救われた。」

助けてもらいました。とは時々言われる。しかし救われたと言われたのは初めてだった。

その一言で自身を肯定することができた。

そう、環境は素晴らしい。問題は僕の自己否定的な考え方のみなのだ。

原因はなんだ。大学生の時は自信にあふれていた。目標に向かって努力できた。そして満足のいく結果を残せていた。

このまま辞めてバックパッカーをして、有耶無耶にしていいのか。

仕事を辞めるとかそういうレベルの問題じゃない。人生を通して学ぶべきことが、手の届きそうなところにいる。

バックパッカーをすることでアイデンティティを探し、豊かさや貧困を目の当たりにすることで自身を見直し、運命とか使命とか言われるものと出会えるかもしれない。

でもそれは実生活や困難を乗り越えることで得られるのではないか。

環境を変えても意味がない。変わるのは環境だけなのだ。

金を探すのではなく、鉛を金に変える努力をするべきか。